ハードディスクは、外気温が非常に高い環境下では安全に使う事が出来ません。
各メーカーは、高温多湿な環境下での利用は非推奨としています。ハードディスクはパソコンやブルーレイレコーダーや外付けHDDや据え置き型のゲーム機など、色々なデジタル機器の内部に搭載されています。大容量の情報が記録出来るのが利点であり、SSDに比べて費用対効果が抜群に良いのが特徴です。その反面、高温多湿な環境下で長時間運用するとトラブルが起きやすいので、温度管理は厳しく実施しなければなりません。パソコンの場合、温度管理用のソフトウェアがあります。
専用ソフトをインストールする事で、リアルなハードディスクの状態が客観的に把握出来ます。ただ部屋全体の外気温が高いのが熱暴走の根本的なリスクであり、ソフトでの温度管理に加えて、デジタル温度計での温度管理も実施したいところです。HDD搭載のデジタル機器が複数、室内に置かれていると部屋全体の気温が上がりやすいです。
温度管理をデジタル温度計でリアルタイムで進めておけば、室温が極端に上がる前に対応出来ます。扇風機やエアコン、機器自体に搭載された冷却機能などを上手く組み合わせる事で、熱暴走によるトラブルやデータ破損を防げます。ハードディスクの難点を室温管理でカバーすれば、今後も大容量の外付けHDDやそれを搭載したデスクトップパソコンが安心して導入可能です。激しい日本の夏を乗り切るためには工夫が必要であり、デジタル温度計の設置で費用対効果の高いリスクマネジメントが実現します。