毎日に体調管理に置いて体温は重要な情報になることから、その体温を測るために温度計を使います。温度計は体の表面にセンサーが取り付けられている先端部分を密着させることで、最低でも10分を目安として温度を測ることが出来るのです。体温を測ることで、基準となる体温よりも2度以上高いのであれば異常が発生しつつあることの証になります。そんな温度計ですが、最新式では赤外線センサーを照射するタイプが主流になりつつあるのです。
赤外線センサーは、透過率の高い赤外線を掃射することで体の表面温度を測ることにより温度を調べます。赤外線センサーを使うメリットは、従来のタイプと違って直接触れなくても温度を測れることです。例えば料理において、加熱するための調理器の温度は料理の質に直結します。これまでの温度計では直接触れないといけなかったので、高温の鍋や油に触れるリスクがあるなど使い方が難しかったのです。
その点赤外線を飛ばす方式であれば、鍋や油の近くに行かなくてもよいのでやけどをするリスクを減らすだけでなく正確な温度を測ることができます。そして赤外線センサーは、病気になった時にも有効です。これまでは直接触れないと測れなかったので、例えば寝返りの激しい赤ちゃんやじっとしているのが苦手な幼少期の子供の温度を測るのが難しかったのです。その点直接触れなくても測れるので、子供の体温をいち早く知ることができます。
そして感染症が流行している時も、患者に触れなくて済むので安全性が高まります。